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PIONICS MEDIAお客様インタビュー

エブレン株式会社 回路技術部

第1回 エブレン株式会社様

第一回目は東京都八王子市に本社を構える「エブレン株式会社」様です。
産業用電子機器のバックボード(バックプレーン)とコンピュータバスラックを中心とした電子機器および工業用コンピュータの本体まわりの設計と生産技術を専門とされています。

 
Computer Bus Technology

エントランスには産業用コンピュータの筐体や基板がずらり。
普段の生活ではなかなか目にすることがないモノではありますが、1973年の創立以来  "Computer Bus Technology" をテーマに、エレクトロニクス産業界をハコ(筺)で支えています。

今回インタビューに応じてくださったのは、回路技術部の田口様です。
にこやかにパイオニクスの印象と今後についてお話しして頂きました。



パイオニクスとの関係10年以上のお付き合い

ーー まずはパイオニクスとの取引が始まった経緯についてお聞かせください。

お付き合いが始まってかれこれ10年ほど経ちますが、とある案件で入手した部品表に社名が載っていたこと、その時購入ルートを検討していた村田製作所の製品に強い代理店ということで当時の購買担当者が口座を開設したと聞いています。

ーー 10年もご贔屓頂きありがとうございます。
他の商社とは違うところ、パイオニクスならではの特徴は何かありますか?

そうですね。パイオの営業の方からも常々話は聞いていますが、環境調査や生産中止案内・仕様変更案内を専門に扱う部署(情報管理課)があること、これは他の代理店や商社とは違う、先を行っているな、と思うところですね。

ーー 田口様からは情報管理課に環境調査や製品に関するお問い合わせなどを頂くことが多いのですが、対応についてはいかがですか?

まずは弊社でも筐体の中身に入るモノ(線材・基板その他)として扱う部品数が増え、PCN(製品変更案内)、PDN(生産中止案内)の件数がかなり多くなって管理が大変になっています。

弊社のエンドユーザにはそうした管理に厳しいお客様が多く、仕様変更案内とセットで環境調査の依頼を請けることもあり、かなり業務が煩雑で負荷が大きくなってきていることは確かです。そうした業務に割ける人員は限られていますから、何とか社内で工夫して切り盛りしている状況です。

そんな中、パイオさんは他の商社なら営業の片手間になりがちな色々な調査依頼に 直ぐ対応してくれますし、環境調査の最新動向の情報も提供してくれたり、そういう部分にかなり力を入れているな、という印象ですね。

ーー ありがとうございます。弊社は商社という性質上、海外含め様々なメーカの製品を取り扱うのでそうした業務負荷が問題となり、情報管理課のような専門部隊ができたという経緯があります。

やはりそうした部分を受け持ってくれる部署があるというのは頼もしいですね。

営業は営業に注力できますし、手薄になりがちな環境関連法規や頻繁に更新される業界フォーマットなどのトレンド情報もすぐにキャッチできる体制というのは非常に魅力的だと思います。

最近だとchemSHERPA(*注1)などの話も伺いたいですね。
私も通常業務の合間を縫って講習会に参加したりもしているのですが、パイオさんのように様々な部品を取り扱って、様々なお客様がいる会社に気軽に専門的な相談ができるというのは助かります。

ーー これからPCN/PDNや環境調査は増えることはあれ減ることはありませんからね...
勿論、弊社の情報管理課では専門部隊としてchemSHERPAはじめ最新の業界動向に常にキャッチアップするべく日々研鑽を積んでいます。
今後も情報交換やご相談など承りますので、宜しくお願い致します。
本日は本当にありがとうございました!

*注1 chemSHERPA (ケムシェルパ):
製品に含有される化学物質を適正に管理し、拡大する規制に継続的に対応するためのサプライチェーンにおける新しい情報伝達スキーム。それまで旧JGPSSIやJAMP AISなどを主流としていた業界標準フォーマットに代わり、今後の普及・運用が期待されている。

場 所:エブレン株式会社様にて
インタビュアー:パイオニクス(株)